36歳 男 好待遇アルバイト

私がまだ、18歳の時の旅館のアルバイトをしていた時の体験談になります。
自宅の部屋でクーラーをつけ、冷たいジュースを飲みながら8月の暑い夏に抵抗しながら優雅にゲームを楽しむ学生としての最後の夏休みを満喫している中、家の主人である父親は、この暑さの中、仕事に行って帰って来る頃は、見た目は仕事に行く時と変わらないが、どこか疲れた顔をしながら、今日の疲れを洗い流すために、風呂場に直行。流石に自分も冷え冷えした部屋で満喫しているのもどこか申し訳なく、家の手伝いをする。同時に、夏休みもあと半分、だいぶ飽き飽きした私は、久しぶりに友達に電話をする。
その友達は、アルバイトをしていて、タイミングよく休憩の最中でした。忙しそうな声で私に対応する友達の横で、責任者だろうか、(金を稼ぎにここでバイトしてよ!って頼んで!人いなくて困ってるんだ!)その小さな声が伝わったおかげで、私の心の中で夏の半分はバイトをして稼ごうという気持ちになり、翌日電車に乗り、山奥の旅館に到着。この旅館で7日の住み込みバイトが始まる。教育係の人に、7日間お世話になる部屋を紹介してもらったが、なんと10畳くらいで畳の和室、普通にお客さんが泊まれるくらいの立派な部屋を紹介してくれた。
早速、仕事に取り掛かり、食後の片付け、皿洗い、部屋の掃除と大忙しで、毎回終わりが21時くらいで、部屋でのんびりくつろいでいた私にとっては、大変厳しい仕事でしたが、その代わり、先ほどの部屋にまかないとして出された本格的な旅館の料理が絶品でした。はっきり言って賄いではなく、高級料理でした。ただ、部屋が広すぎだので、寝る時は友達の部屋で一緒に寝ました。
始まりが6時からのスタートになります。相変わらずの大忙しでしたが、7日間バイトに来たつもりが、本格的な旅館で泊まれた感も強く、疲れることなく、バイト代40000万円を握りしめて家に帰りました。
最初はこんな暑い日にアルバイトなんてと思っていましたが、思わぬ好待遇の7日間の住み込みの部屋と料理、又、山奥の夏の夜は大変涼しかったので、虫の鳴き声を聞きながら、楽しくはなかったが、こんなアルバイトもあるもんなんだなぁと思いながら社会人としての第一歩を踏み出しました。
あとあと、社会人1ヶ月後、あのバイトを思い出し、また行きたいなぁと思ったのが、すごく印象的でした。